鉄道事業者様 『電力情報・運転情報  監視装置』


0.9φの通信ケーブルの空き2芯をご利用いただいて電力監視装置を構築しました。
『電力情報 ・ 運転情報 監視装置』 機器構成イメージ図

総延長約21kmの鉄道事業者様で、沿線の6箇所の変電所の受電電圧や列車で使用する直流の電圧・電流、故障選択装置 補助リレーから出力される故障信号などの監視をコストを抑えて行いたいというご要望をいただき、沿線設備の監視のお手伝いをさせていただきました。

 

沿線の光・メタル混合ケーブルの空き芯を、多重伝送の回線としてご利用いただき、監視システムを構築していただきました。

 

変電所の情報の他に、地震が発生した旨の警報や風速何mのレベル表示、風速15mの警報、風速25mの警報、列車の運行業務に必要な信号も併せて伝送していただいております。

 

また、沿線の雨量計のパルス信号を指令所に設置している表示装置に伝送する部分でもお使いいただきました。

 

設置費用について、担当者様から約10分の1で実現できたとのお言葉を頂戴いたしました。

【モニタリングの対象】

受電電圧・故障警報

風向・風速情報

雨量情報

地震警報


【導入後の効果】

・風速警報や地震警報など各警報の発生時に、従来は各現場の駅員・担当者様から電話での連絡が必要で

   ありましたが、導入後は、指令所様にて、ほぼリアルタイムでの監視が可能となりました。

 

・変電所の各種データについて、従来は、担当者様が現場の変電所へ赴き、データロガーを設置して、

   数日後にそのデータロガーを回収する必要がありましたが、導入後は、指令所様に設置している

   監視PCからデータをコピーでデータ取得が可能となりました。

   

【採取信号】

交流受電電圧 (0-22000V)

直流電圧 (0-1000V)

直流電圧 (0-1000A)

故障表示  (86F)

故障表示  (27F)

 

瞬間風速  (0-60m)

風速警報1  (風速15m以上)

風速警報2  (風速25m以上)

地震警報1

地震警報2

地震警報3